知ってるとカッコイイ雑学。ふりかけの定番「ゆかり」の裏話
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本日は『ゆかり』ふりかけのヒット裏側についてです。
パン、ラーメン、うどん、パスタなどさまざまな食事が楽しめる現代ですが、それでも一番人気はやっぱり日本人ですからご飯ですよね!
なんてったって
そんなご飯のお供である「ふりかけ」は、鳥そぼろ味や納豆味など多彩な商品が出回って市場は拡大していて、市場全体で約300~350億円といわれています。
そのふりかけ市場で、昔も今も代表ブランドの1つが、シソ味の「ゆかり」(三島食品)です。
学校給食でも提供されているので、子どもの頃から好きだった人も多いのではないでしょうか。
激戦のふりかけ業界の中で、ファンをしっかりつかんでいるのがこの三島食品の「ゆかり」です。
年間売上は41億円で発売から50年以上愛されていて、ふりかけとしては「のりたま」に次ぐ売れ筋商品です。
「コメ離れ」の時代を見据えて
食生活が多様になるにつれて日本人の主食であるコメの消費量は減っています。
「ゆかり」が発売された1970年は、1人当たりの年間消費量が95.1キログラムだったのが、2013年には56.9キロク キュラムギューっっ
まで減っています(資料出所:農林水産省「食料需給表」など)。
そうした状況のなか、三島食品が力を入れるのは調味料やフレーバーとしての販路拡大でした。
「流通にも消費者にも、具体的な情報提供が喜ばれる時代です。例えば『ゆかり』を使った料理では、『ちりめん(ジャコ)赤シソおろし』というおつまみを紹介したり、『赤シソ風味のカルパッチョ』のような魚料理、とろろにゆかりをかけた『とろろ冷しゃぶうどん』のような麺類を紹介するなど、多様な利用方法を提案しています」(2代目社長三島氏)
物事を違う角度から見てみる
少数化、米離れでどんどん市場が縮小して行くのをどう思いますか?という記者の質問に三島社長が返したコメントがとても素晴らしいものでした!
「ふりかけは主役じゃない、脇役と認識し始めたら、主役は米に限る必要はないと気付いた。
主役はパスタでもいい!肉でも魚でも、野菜でもいい! そう考えると市場は狭まるどころか、広がっていく!」
こうした見方を変えた料理での使い方提案が、小売店の店頭での「多箇所展開」につながりました。
普段の店頭では、ふりかけや調味料の「定番」売場に置かれるのが一般的ですが、上記のメニューでいえば、鮮魚売り場や麺売場の横に置かれるケースもあり、売上はこの5年で約10%増えたのでした。
ピンチの時こそ見方を変える! 以上三島食品「ゆかり」ふりかけのヒットの裏側でした。
美好屋マーケティング部
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