売れないブラックサンダーが大ヒットした理由とは?
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本日はブラックサンダーヒットの裏側についてです。
いまやコンビニ駄菓子の定番にもなっている『ブラックサンダー』
実は、販売当初は全く売れず、一時は販売を停止するほど窮地に追い込まれていたことを知っていましたか?
時は1994年。ブラックサンダーは、子ども向けのお菓子として販売されました。
商品への品質には特にこだわっていたので、
「これだけ美味しいんだから売れるに違いない!」
と社員は皆、自信と期待を持って販売に挑みました。
しかし蓋を開けてみると、、
全然売れない・・
というのも、
ブラックサンダーは駄菓子としては後発商品で認知度も低い。
しかも当時の駄菓子の平均価格は10~20円の中、ブラックサンダーの価格は「30円」と平均より高く、駄菓子を買いに来る子どもにとっては、手を出しづらい商品になっていました。
「150円で売ってもおかしくないほど品質にはこだわった。これ以上の値下げは出来ない。もうだめか、、」
ブラックサンダーの未来は真っ暗でした。。
そんな窮地から抜け出すため来る日も来る日も頭を抱えていました。
しかし、そんな時にトップが「あること」を提案。
「こうすれば売上は上がるはず…」
、、その予感は的中しました!
窮地に追い込まれていたブラックサンダーの売上はどんどん伸び始め、
たった3年で年間販売個数は2,000万個を突破!
その後も多くのファンを獲得していき、さらに売上は急上昇!
廃盤寸前だったとは思えないほどの人気を博し、品切れが続く非常事態に。
そして、ついに2018年にはシリーズ年間販売個数2億個を突破し、ブラックサンダーは大ヒット商品へと変貌を遂げました!
★「ブラックサンダー」は一体、何をしたのか?
興味深いのは、商品の中身も値段も一切変えていないということ。
普通、これだけ売上が伸び悩んでいたら、商品を大幅改善して値段を下げようと考えてもおかしくはないですよね。
しかし、ブラックサンダーはそうはしませんでした。
その代わりに、『売り方』を大きく変えました。
それまで、子どもをメインターゲットにブラックサンダーを売っていましたが、ある時気づいたのは届くファンレターはどれも大人たちからばかり。
もしかしたら、ブラックサンダーは子どもではなく、大人たちに売れるんじゃないか?と考えてターゲットをガラッと変更。
そして、パッケージにも大人に人気であるという一言を付け加えたところ、見事大ヒットしたのです!!
パッケージに記載した一言、、それは
「若い女性に大ヒット中!!」
この一言をパッケージに記載したことで、大人向けの商品であることが伝わり、大ヒット商品へと生まれ変わりました。
★売り方が9割
ポイントは、品質にこだわりがあったブラックサンダーの味や値段は全く変わっていないということです!
ただ、『売り方』を変えて、その結果『伝わり方』を大きく変化させることに成功しました。
ちなみに、ブラックサンダーヒットの逸話はこちらも有名です。
「好きなお菓子はブラックサンダーです」
2008(平成20)年の北京五輪の直前、内村があるスポーツ紙の取材に答えた。「内村って誰?」。当時19歳の内村の存在を知るブラックサンダーの製造会社の社員はいなかった。
しかし不思議な縁を感じた同社は、内村にブラックサンダー1箱を発送。
その後、内村が北京五輪で2つの銀メダルを獲得し、一躍時の人となったことから、報道各社からの取材が殺到するようになった。
全国的な品薄状態がしばらく続き、同年、ブラックサンダーの年間販売数は1億個を突破。
以降も年1億個をキープしており、同社の看板商品となった。
今では、内村の代名詞としてブラックサンダーが取り上げられる事もある。
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