【実話】とある実験から集客のヒントを探る
「最初はリピーターの人がいたんですけど、途中から減ってきて。新規取らないといけないって思ったんですけど、あることをきっかけに集客がうまくいき出したんです」
とあるBarの経営をしている方の話です。その話が、集客する上で重要な話だったので、お伝えしたいと思います。
でもその前に…ある実験についてお伝えしようと思います。というのも、この実験の内容でわかったことと、集客がうまくいったことには、ある共通点があるからです。
✅ 省エネを推進する為の実験
省エネの推進のために、大学院生が地元の家庭を1軒1軒訪問し、省エネ促進のメッセージを届けて回ったんです。どのメッセージがうまくいくのか実験するために、3つのメッセージが使われました。
1️⃣ 家計の節約
夏はすぐそこ。今こそ家計の光熱費を見直すチャンスです。この夏はどうやって節約をしますか?エアコンをやめて扇風機を使いましょう。なぜって?カリフォルニア州立大学サンマルコス校の調査結果によると、夏の間、エアコンの代わりに扇風機を使うことで、1ヶ月あたり最大5400円まで節約できることがわかっています。
2️⃣ 環境保護
省エネで環境を守りましょう。夏はすぐそこ。今こそ温室効果ガスを減らすチャンスです。この夏あなたはどんなふうに環境保護に取り組みますか?エアコンを消して扇風機を使いましょう!なぜって?カリフォルニア州立大学サンマルコス校の調査結果によると、夏の間、エアコンの代わりに扇風機を使うことで、118キロもの温室効果ガスの排出を抑えられることがわかっています。
3️⃣ 社会的責任の促進
夏はすぐそこ。今こそ力を合わせて省エネを。未来の世代のために、あなたはどうエネルギーを守りますか?エアコンをやめて扇風機を使いましょう。なぜって?カリフォルニア州立大学サンマルコス校の調査結果によると、夏の間、エアコンの代わりに扇風機を使うことで、1ヶ月の電気需要を29%削減できることがわかっています!
さて、いったいどれが最も省エネ促進に効果があったのでしょうか?実際に、住宅世帯の電気使用料を計測した結果、驚くことがわかりました。それは…
✅ どれも全く効果がない!
実際に調べてみると、どのメッセージも効果はなかった。どんなメッセージを届けられても、人は省エネをやろうとも思わなかった。
この実験には続きがあって、これまでとは違う4つ目のメッセージを届けた。
どんなメッセージか?というと…
「調査によると、お住まいの地域では77%の住民の皆さんが夏の間にエアコンをやめて扇風機を使用しています。お宅でもエアコンを切って、扇風機を使いましょう。」
という、その地域の人はみんなやってますよ。という社会的規範を強調するメッセージを伝えた。結果はというと、メッセージを受け取った家庭の電力使用量はかなり減少した。さらには、このメッセージが最後に届けられてから数週間経った後でも、節電は続いていた。
単純に、みんながやってるということを伝えるだけで、それを受け取った人も、節電を始めた。
これをビジネスに活かすにはどうすればいい?それが、バーの集客でうまく行ったのとつながるのですが…
✅ Barの集客がうまくいった理由
それは、ネットにレビューを載せたことがきっかけでした。元々サイトはあったのですが、変な人に悪いカキコミをされたようで、それをお客さんが教えてくれたと。じゃあ、そのカキコミをなくせるように、実際に使ってくれる人に、店のレビューを書いてもらうようにしました。
そうすると、徐々にお客さんが増えてきて、新規も増えるし、いいお客さんも増えていく。来てくれた理由を聞くと、多くの人が、ネットのレビューをみてきたと。どこ行こうかと探した時に、ネットで評価が良かったのと、コメントがあった。みんなここに行ってるみたいだったので、ここに来ました。」という人が多かったそう。
狙ってレビューを出したわけではなく、元々は悪いカキコミをなんとかしたいと思って始めたお店のレビューが、集客に繋がっていたわけです。
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