ハイボールが大ヒットした理由とは?徹底解説


  
ウイスキーはお好きでしょ~♪
で お馴染みのサントリー「角ハイボール」
実は、もともと全く売れない商品でした。
 
「ウイスキーってオジサンが飲む物だよね」
そんなイメージが強いこともあり、若者からは受け入れられず、2008年には販売量ベースで1/6にまで落ち込む状況になりました。
 
ウイスキー愛飲者の高齢化も進み、ウイスキー市場の未来は真っ暗でした…
そんな時、ある男に白羽の矢が立ちます。
サントリーのウイスキー部長に就任したばかりの若者。
 
彼は、「ウイスキーの素晴らしさを伝えるだけではダメだ!」と、四六時中どうやったら売れるのかを考え続け、今までとは違う方向性で売り出すことを決意します。
 
「こうすれば売上は上がるはず」
…そして、その予感は的中しました!
低迷していたウイスキーの売上はV字回復!
 
2008年の出荷数が8万ケースだったにもかかわらず、翌年にはなんと10倍の80万ケースを売り上げることに成功したのです!
  
その男は、一体何をしたのか?
興味深いのは、ウイスキーの味自体は一切変えていないということです。
 
「ウイスキー」そのものは、販売当時から、ほとんど変更はありません。
でも、なぜ突然、売上が10倍になったのか?
 
それは、、
ターゲットを「若者」に絞り、居酒屋でウイスキーが飲まれるための「飲み方」の提案をしたことがきっかけでした。
 
それまでは、中高年の男性をメインに売っていたウイスキーを、若者にも飲みやすいお酒として、ソーダで割った『ハイボール』という飲み方を普及させたのです。
 
その結果、、売上は急上昇!
  
2009年には『ハイボール』はヒット番付にもノミネートされ、いまや居酒屋の最初の一杯としても定番化するようになりました。
 
新しい「売り方」で、たった1年で10倍売れるようになったのです!
 
 
▶︎「売り方」が結果を大きく変える
先ほどもお伝えしたように、「ウイスキー」の味そのものは一切変わっていません。
ですが、それを『ハイボール』として、若者向けに販売したことで、10倍の大ヒット商品に成長しました。
ほとんどの人は、商品が売れない時、原因はその商品そのものにあると考えています。
ですが、本当にそうでしょうか?ウイスキーを、『ハイボール』として売り出したように、売り方やマーケティングを少しだけ変えることで、結果が大きく変わることは良くあることです。
 
ですが、ほとんどの人は、商品そのものに目が行きがちで、その商品の売り方について、考えることが出来ていません。

本当に、今の「売り方」が一番ベストな売り方でしょうか?
一度、時間をとって考えてみてはいかがでしょうか。

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