35億の赤字からの大逆転 丸亀製麵のV字回復劇
「もう会社が持たないんじゃないか。目の前が真っ暗だった、、」
丸亀製麺の創業者・粟田氏は当時を振り返ってこう話しています。
2020年3月。
コロナで緊急事態宣言
丸亀製麺の21年第1四半期の売上高は30.4%減。35億円の営業赤字。
ですが、、、そんな状況から一気にV字回復を遂げるのです。
一体、何をしたのか?
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1985年。
丸亀製麺の創業者・粟田氏は、小さな焼き鳥屋から事業を始めた。
開業資金は、2年トラックの運転手をして、必死に貯めた500万。
足りない分は、親戚や金融公庫から借りた。
そんな小さな店から始まり10年以上必死で働きお店を増やしていった。
紆余曲折あったものの焼き鳥チェーンはうまくいき株式上場も果たした。
そんな時、仕事の都合で父の故郷の丸亀市に立ち寄る機会があった。そこで、粟田氏は偶然ある光景を目にしました。
讃岐うどんの小さな製麺所に行列ができていた。
そこは店とは呼べないような場所だった。
製麺所のとなりに、椅子と机を並べただけの場所。そんな所に、県外からもお客がきていた。
その光景に、感動したと同時にうどんに可能性を感じた。
そこで2000年に丸亀製麺を創立したのだ。
店内で打ち立てを実現するために試行錯誤し大変な思いもしたが、順調に売り上げを伸ばした。
しかし、2020年3月コロナが襲う。
ほぼ全ての飲食店がダメージを受けて、、、打つ手がない状態だった。
しかし、粟田氏は諦めなかった。
「何か、できないか、、、」考えに考え抜いたすえ生まれたのが
【うどん弁当】
うどんのテイクアウトだ。
「これやらずして、死を待つよりは、、、」
そんな、藁にも縋る思いだった。
結果は、、、
なんと1年で2,000万食の大ヒット。
その後も、うどん弁当は売れ続け2年間で3200万食。
2022年3月期は、営業利益142億円と過去最高を更新した。
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(まとめ)
この話の教訓は?
「世の中が変化しているなら自分たちも変化しないとダメだ」
粟田氏はこのように話している。
実は、丸亀製麺は、これまでテイクアウトはずっと避けてきた。
なぜなら【茹でたて】にこだわるためだ。
でも、コロナによって状況が変わり顧客が求めているものをが変わったならそれに合わせる必要がある。
ただし、プライドは守った。
注文が入ってから「茹でる」という点はゆずらなかったのだ。
そこが、コンビニのうどんとの差別化に繋がり大ヒット。
多くの人が、自分の商品・サービスにこだわりを持っている。
それによって、変化を拒む傾向もある。
そうではなく自分のこだわりを守りながらも変化していくことが商売成功のヒントではないでしょうか。
【現状維持】と【変化】をうまく使い分けビジネスを成功させましょう!
※リアムール、リアボーテの仕入れ、新規取扱い、体験などのお問合せは、東京 正規代理店 美好屋へ。